看護師など医療従事者が、家庭の都合や転職を目指して退職するケースが増えています。
しかし、タイミングによっては円満退職とは言えないこともあります。
退職後に禍根を残してしまうのは医療機関側も自分自身も本意ではないでしょう。
まずは、退職するタイミングをきちんと決めましょう。
思いつきで辞めるなどということはせず、年度末や人事異動のタイミングや看護研究などのプロジェクトが終了した時期などで退職するようにしましょう。
また、プリセプター業務など指導中の後輩看護師がいる時の退職は、指導を受けている看護師のモチベーションにも関わるため避けてください。
円満退職へ向けての準備としては、遅くとも退職希望日の1〜2ヶ月前までには退職の意思を伝えてください。
勤務先と話し合って退職日の調整ができればベストです。
周囲には退職届が受理され、退職日が決定してから伝えるようにしましょう。
また円満な退職にするために、業務の引き継ぎがある場合は、責任を持って行いましょう。
手順をまとめた引き継ぎノートなどを作ることもよいでしょう。
できれば、退職後にも連絡が取れるよう連絡先を伝えることも一案です。
最後に、勤務先に置いている私物などは少しずつ持ち帰ります。
退職日前に慌ただしく荷物を持ち帰ると、周囲に不快な印象を与える可能性もあります。
貸与品などは袋に入れるなどの気遣いをプラスすると気持ちよく返納できるでしょう。
ロッカーなども清掃した後に明け渡してください。